「単価が安い」だけでは測れない調達リスク

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平田 栄次

B!

「海外からの輸送遅延で生産が止まった」「為替変動でコストが読めなくなった」「品質のばらつきが増えてきた」——こうした海外調達のリスクを背景に、国内調達へのシフトを検討する企業が増えています。本記事では、海外調達特有のリスクを整理し、国内切り替えのメリットと具体的な手順をご紹介します。

01海外調達のリスクが「見えづらい理由」

海外調達は単価が安く見える一方で、さまざまな「見えにくいコスト・リスク」が積み重なっています。

リスク項目 具体的な影響 頻度
輸送遅延・欠航 予定日に届かず生産・作業がストップ
為替変動リスク 円安時に実質コストが大幅増加する 常時
品質バラつき ロット間で寸法・材質にバラつきが生じる 中〜高
通関・輸入手続き 書類不備・検査待ちで納期が読めなくなる
地政学・自然災害リスク 生産国の情勢変化や災害で供給が突然停止 予測困難

「単価が安い」という数字の裏に、これだけのリスクが潜んでいます。リードタイムが4〜8週間の海外調達では、1回の遅延が数十万円規模の損失につながることも珍しくありません。

💡 事例:製造業N社の場合

中国の取引先からファスナーを調達していたN社。2024年の輸送混乱で予定より3週間遅延が発生し、ラインが10日間停止。生産遅延による損失は約180万円に上りました。

その後、主要品番を昌和興産での国内調達に切り替え。単価は約8%上昇しましたが、リードタイムが4週間→2日に短縮され、在庫リスクと管理コストが大幅に低減。年間トータルのコストは切り替え前より下がりました。

02海外 vs 国内調達:トータルコストで比較する

単価だけで比較すると海外が有利に見えますが、「トータルコスト」で見ると差が縮まるケースが多くあります。

コスト項目 海外調達 国内(昌和興産)
部品単価 低い やや高め
輸送費・通関費 高い(変動あり) なし〜低い
在庫保有コスト 高い(長LT対応) 低い(短LT対応)
遅延リスクコスト 高い(予測困難) 低い(最短翌日)
為替変動リスク あり(円安で増大) なし(円建て取引)
トータルコスト 見た目より高くなるケース多 安定・予測可能

※比較はあくまで一般的な傾向です。品目・数量・調達条件により異なります。

03国内切り替えを「リスクゼロ」で進める手順

一度に全品番を切り替える必要はありません。リスクの高い品番から順に移行することで、生産への影響を最小化しながら安全に切り替えられます。

STEP 1:リスクの高い品番を優先リストアップ

欠品すると生産停止に直結する品番・リードタイムが長い品番・為替影響が大きい高額品番を優先的に国内調達に切り替えます。

STEP 2:並行調達期間を設ける

海外調達を続けながら国内品番の評価期間を1〜2ヶ月設けます。品質・サイズ・嵌合感を確認してから本格切り替えにすることで、現場のリスクをゼロにできます。

STEP 3:段階的に切り替えを完了する

評価が完了した品番から順次切り替え。6ヶ月〜1年かけて主要品番の国内調達を完了させるスケジュールが現実的です。

まとめ:「単価が安い」だけでは測れない調達リスク

サンプル・比較見積もりから始められます

海外調達からの切り替え、
まずサンプルで品質を確認してください

現在の海外品番・仕様をお知らせいただければ、国内対応品番と
価格・在庫状況を翌営業日にご提示します。

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Nifco製品は日本国内製造・国内在庫品が中心。最短翌日出荷・円建て取引で安定調達を実現します。

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